ロングツーリングをしていると、どうしても前傾姿勢が続いて腰やおしりに疲れが溜まってきますよね。
「もう少しだけハンドルが高かったら…」と感じることも多く、そんな思いから今回バーライザーを取り付けてポジション改善に挑戦してみました。
今回は、実際に取り付けてみた手順やポイントをまとめました。
初めての方でも安心して作業できるよう、写真を入れる前提の構成にしています。
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ハンドルバーライザーを取り付ける理由

バーライザーを入れるメリットをまとめました
- 腕・肩の負担が軽くなる
- 長距離ツーリングの疲労が減る
- 低速での取り回しが安定する
- 目線が上がり、景色を見ながら走りやすい
特にロングツーリングや街乗りが多い方にはメリットの大きいカスタムです。
ジータレーシング (ZETA RACING) バーライズキット 20mm 前後オフセット / 26mm アップ

今回取り付けたのはこちら。Twitter(X)でおすすめいただき、
ワイヤー類が問題なく収まるという情報が多かったため、ZETA製を選びました。
パーツ・工具
- トルクレンチ(必須)
- 六角レンチ類
- 養生テープ or タオル(お好みで)
取り付け手順
1. 作業前の準備
- ハンドルは重いので、転落防止のためしっかり支えられる状態にしておく
2. ハンドルクランプを緩める


ハンドルが落ちないよう、4本のボルトを 少しずつ均等に緩める のがポイント。
- 前側 2本を少し緩める
- 後側 2本も半周ずつ緩める
- 最後の 1 本だけ残し、手で支えながら外す
3. ライザーを装着

- 純正クランプの上にライザーをセット
- 上側クランプで軽く仮締め
- 左右位置を揃える
4. ハンドル角度を合わせる

実際に跨って確認するのが大切です。
- 手首が自然な角度になっているか
- 前傾しすぎていないか
- 目線が高すぎないか
ここで細かく調整しておくと走行がとても楽になります。
5. 本締め(トルク管理)

ハンドルクランプボルトは 22N·m が目安。
締める順番は必ず以下の通りに:
- 後ろ側 2本 → 規定トルクで締め付け
- 前側 2本 → 最後に規定トルクで締める
※ 前後のクランプの隙間が左右で均等になるよう注意
6. フルロックチェック
- 左右フルロックでワイヤーが突っ張らないか
- ブレーキホースや配線が擦れていないか
400X は 20mm アップなら基本的に延長加工不要ですが、必ず確認しましょう。
実際に取り付けて感じたこと

実際に取り付けて走ってみると、劇的に別物になるほどではないものの、確実にポジションが良くなり、乗っていて明らかに楽になったという実感があります。
400X の乗り心地を自然に向上させる効果の高いカスタムといえます。
街乗りの低速操作やUターンのコントロールも気持ち扱いやすくなり、何もしないより確実にいい方向へ変わっている”という印象です。
ただし、取り付け後に タンクバッグとの干渉という思わぬ問題 が発生しました。これは400Xでライザーを取り付ける際によく発生するポイントでもあります。
⚠️ 注意事項(特にタンクバッグ使用者)

400X にライザーを入れると、タンクバッグとハンドルスイッチが大きく干渉する可能性があります。
テスト走行時タンクバッグを装着してフルロックした際に
スイッチボックスのホーンが当たりクラクションを鳴らしてしまいました。
そのため、ハンドル自体を 少し上向きに角度調整 してホーンスイッチをぎりぎり回避しました。
バッグの種類や積載量によって変わるため、取り付け後は必ず
- バッグ装着状態で左右フルロック
- タンクに押し付けられていないか
- 走行中に当たりそうな部分は無いか
を確認しておくことをおすすめします。
まとめ

20mm ライザーは 400X と相性抜群で、ツーリングの快適性が大きく向上します。ハンドル位置調整や、タンクバッグとの干渉チェックだけしっかり行えば、とても満足度の高いカスタムです。
お気に入りのポジションを見つけて、さらに ツーリングを楽しんでください!
Moto Lifez 


