はじめに
これまでDJI RS 4 Miniを使用してきましたが、今回DJI RS 5へ乗り換えました。

動画専用機材をSony FX3へ変更したことに加え、ショットガンマイクなどのアクセサリーを同時に搭載する機会が増え、積載重量が上がってきたことが最大の理由です。

α7C IIクラスからFX3へ移行したことで、カメラ本体の重量増加やレンズの大型化が進み、RS 4 Miniではバランス調整のシビアさやモーターパワーの余裕不足を感じる場面が増えてきました。
その結果、RS 4とRS 5を比較検討し、最終的に最新モデルであるRS 5 コンボを購入しました。

■参考となる方
- RS 4 Miniからのステップアップを検討している方
- FX3など動画専用機でジンバル運用を考えている方
- RS 4とRS 5で迷っている方 実体験をもとに違いを整理した内容になっています。
この記事はで読むことができます。

RS 5 コンボ ジンバル スタビライザー
DJI
RS 4 Miniから乗り換えた理由
1. カメラ重量の増加

RS 4 Miniの最大積載量は2kg。
FX3+大口径レンズを装着すると、実運用では余裕が少なくなります。

特にローアングル撮影時、チルト軸に負荷が集中し、モーター負荷エラーが出る場面がありました。
その結果、映像に一瞬のカクつきや補正の乱れが発生することもあり、実用面で不安を感じるようになりました。
RS 5は最大積載量3kg。 実際にFX3+重量級レンズでも安定感が明確に向上しました。
2. モーターパワー不足を感じた

積載限界に近い状態では、
- パン動作のレスポンス
- チルト軸の安定感
- 歩行時の補正力
- ローアングル時のモーター余裕度
に差が出ます。

RS 5は第5世代RS安定化アルゴリズムを搭載。 RS 4 / RS 4 Miniは第4世代。
アルゴリズムの進化により、微振動の抑制性能が向上しており、負荷がかかった状態でも安定性に余裕を感じました。
RS 5を選んだ決め手
1. 強化型スマートトラッキングモジュール

RS 5は「DJI RS 強化型スマートトラッキングモジュール」に対応。
トラッキング映像をジンバル画面上で確認できる仕様になっています。


これまでRS4miniのモジュールを「画面で確認できれば完璧なのに」と感じていた部分が改善。 実際に使用してみると、精密ではないが追従精度が高く、撮影時のの幅が広がりそうと感じました。
2. 微調整ノブの改良

バランス調整部がダイヤル式でより精密に調整可能。
回すだけで微調整できるため、セッティング時間が短縮。

これは実務上かなり大きな進化です。
3. 電子ブリーフケースハンドル対応

RS 5はブリーフケース制御ハンドルに対応。
リモート操作系統が複数配置され、ローアングル撮影時でも操作性が高い。

RS 4 Miniには拡張性がありません。
この点も大きな差になります。
実機レビュー|使って感じたこと
◎ 安定性

FX3+重量レンズでも余裕あり。
歩行撮影時の安定感は明確に向上。
◎ セッティングの楽さ

軸ロックは第2世代自動軸ロック。 クイックリリースは2層式。 縦撮影は第3世代ネイティブ対応。
縦動画も簡単に切り替え可能。 ショート動画制作にも最適。
△ 充電時間
PD 65W充電で約1時間(公式値)
今回の環境では約3時間かかったため、充電器出力や電圧環境の影響が考えられます。
高出力PD充電器で再検証予定。
DJI RS 5 / RS 4 / RS 4 Mini 比較表
| 項目 | DJI RS 5![]() | DJI RS 4![]() | DJI RS 4 Mini![]() |
|---|---|---|---|
| ジンバル重量 | 1.46 kg | 1.4 kg | 890 g |
| 最大積載量 | 3 kg | 3 kg | 2 kg |
| 安定化アルゴリズム | 第5世代 | 第4世代 | 第4世代 |
| 画面サイズ | 1.8インチOLED | 1.8インチOLED | 1.4インチLCD |
| 縦撮影 | 第3世代ネイティブ | 第2世代ネイティブ | 第3世代ネイティブ |
| 拡張性 | ブリーフケース制御・リング対応 | 同左 | なし |
| バッテリー | 取り外し可能 | 取り外し可能 | 取り外し不可 |
| 最大駆動時間 | 最大30時間(BG70使用時) | 最大29.5時間(BG70使用時) | 13時間 |
| 充電時間 | 約1時間(PD 65W) | 約2.5時間 | 約1時間50分 |
| 映像伝送 | DJI SDR Transmission | Ronin映像トランスミッター | なし |
| トラッキング | 強化型スマート | スマート | スマート |
※データはDJI公式比較ページに基づく。
価格差は約12,000円|RS 4コンボとRS 5コンボの比較


- RS 4コンボ:67,320円
- RS 5コンボ:79,200円
価格差は約11,880円(約12,000円差)。
- 第5世代RS安定化アルゴリズム
- 強化型スマートトラッキングモジュール
- 電子ブリーフケースハンドル対応
- 映像伝送システムの進化(DJI SDR Transmission)
- 最新世代の操作系統とUI改善


約12,000円の差で、アルゴリズム・トラッキング精度・拡張性が最新仕様になるのであれば、長期運用を考えるとRS 5を選ぶ価値は十分にあると判断しました。
今後FX3クラスのシネマカメラで運用する場合、安定性と将来性は重要です。
どんな人におすすめか
RS 4 Mini

- 軽量コンパクト重視
- APS-Cや軽量フルサイズ
- 旅行・Vlog中心
RS 4

RS 4も最大積載量は3kgのため、FX3クラスの運用自体は可能。
- フルサイズ+F2.8標準ズーム運用
- 価格と性能のバランスを重視
- トラッキングや映像伝送を最小構成で使いたい
「積載量だけ」で考えるならRS 4で十分という判断も合理的です。
RS 5

RS 4と同じ最大積載3kgですが、違いはアルゴリズムと制御性能。
- 第5世代安定化アルゴリズムによる微振動抑制
- 強化型スマートトラッキングモジュール
- 電子ブリーフケースハンドル対応
- 最新世代UIと拡張性
「載るかどうか」ではなく、 余裕を持って安定させたいかどうかがRS 5を選ぶ基準になります。
FX3+重量級レンズを長期運用するなら、安定性と将来性の面でRS 5が優位と感じました。
まとめ

RS 4 Miniは軽量で扱いやすく、とても優秀なジンバルでした。
実際に長く使ってきたからこそ、その良さもよく分かっています。

そのうえでRS 5に乗り換えて感じたのは、「余裕がある」という安心感でした。
ローアングルでも不安がなく、重いレンズを付けても動きが安定している。撮影に集中できる感覚があります。
- モーターの力強さ
- 安定化の自然さ
- 操作まわりの快適さ
どれも実際に使ってみて“期待できるジンバルだ”と感じました。
もしRS 4 MiniやRS 4からのステップアップを検討している方がいれば、この記事が少しでも判断材料になれば嬉しいです。

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