ホンダは、アドベンチャーツアラーモデル「XL750 TRANSALP(トランザルプ)」の2025年モデルを2025年5月29日(木)に発売いたします。
今回のモデルでは、ヘッドライトのデザインを変更したほか、ウインドスクリーン形状やサスペンション設定を見直すことで、快適性の向上が図られています。
以下では、2025年モデルの変更点、主要諸元、価格、2023年モデルとの比較をまとめています。
📌 画像引用 参考リンク・公式情報
ホンダ公式プレスリリース(2025年5月16日)
主な変更点
ヘッドライトをデュアルプロジェクター化
2025年モデルでは、フロントのヘッドライトがデュアルプロジェクタータイプに変更されました。
これにより、アドベンチャーバイクらしい精悍な印象がより強調されるデザインとなっています。
スクリーン中央にインテークダクトを新設
ウインドスクリーンには、中央部にインテークダクトが追加され、走行中の風の巻き込みを軽減する構造とされました。
素材には、環境に配慮したバイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO™(デュラビオ)」を採用しています。
サスペンション設定を変更し快適性を向上
前後のサスペンションについては、舗装路での快適性と未舗装路での衝撃吸収性を両立させるセッティングに変更されています。
ツーリングから林道走行まで、幅広い用途での使い勝手を意識した改良となっています。
新色「パールディープマッドグレー」を追加
2025年モデルでは、新たに「パールディープマッドグレー」がカラーラインナップに加わりました。
既存色の「ロスホワイト」と合わせ、2色展開となります。
【比較表】XL750 TRANSALP 2025年モデルと2023年モデルの違い
2025年モデルを基準に、2023年モデルとの違いを一覧にまとめています。
比較項目 | 2025年モデル![]() | 2023年モデル![]() |
---|---|---|
ヘッドライト | デュアルプロジェクターLED | シングルLED |
ウインドスクリーン | インテークダクト付きスクリーン(DURABIO製) | 標準スクリーン |
サスペンション設定 | 快適性と吸収性を両立した新設定 | 標準セッティング |
カラー展開 | ロスホワイト/パールディープマッドグレー | ロスホワイト |
車両重量 | 210kg | 208kg |
全高 | 1,455mm | 1,450mm |
WMTCモード燃費(1名乗車時) | 23.1km/L | 22.8km/L |
メーカー希望小売価格(税込) | 1,320,000円 | 1,265,000円 |
主要諸元(2025年モデル)
- 車名・型式:ホンダ・8BL-RD16
- 全長×全幅×全高:2,325mm × 840mm × 1,455mm
- 軸距:1,560mm
- 最低地上高:210mm
- シート高:850mm
- 車両重量:210kg
- 乗車定員:2名
- エンジン型式:水冷4ストロークOHC(ユニカム)直列2気筒
- 総排気量:754cm³
- 最高出力:67kW[91PS]/9,500rpm
- 最大トルク:75N・m[7.6kgf・m]/7,250rpm
- 燃料供給装置:電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)
- タンク容量:16L
- 変速機形式:常時噛合式6段リターン
- タイヤ(前/後):90/90-21M/C 54H / 150/70R18M/C 70H
- ブレーキ形式(前/後):油圧式ダブルディスク / 油圧式ディスク
- フレーム形式:ダイヤモンド
発売日・価格・販売計画

- 発売日:2025年5月29日(木)
- 販売店:Honda Dream店
- メーカー希望小売価格(税込):1,320,000円
- 年間国内販売計画台数:200台
まとめ

XL750 TRANSALPの2025年モデルは、目立つ性能向上ではなく、実際のツーリングや街乗りでの快適性を意識した細やかな改良が中心となっています。
ヘッドライトやスクリーンといった外観部分の変更により、見た目の印象が変わり、より洗練された印象を受けます。
2023年に初めて登場したばかりのモデルでありながら、ヘッドライトデザインの変更はやや早い印象もあります。
すでに2023年モデルを購入された方にとっては、やや複雑に感じられる部分かもしれません。
一方で、新色のグレーは非常に落ち着きがあり、スタイリングの完成度を高めています。
海外仕様で展開されているブラックカラーの国内導入も、今後に期待したいところです。