先日ベルト交換を実施した際に「ギアオイル交換を忘れていた!」という気づきがありました。
そこで今回は、ベルトと同時にやっておきたいギアオイル(ファイナルリダクションギアオイル)交換作業を、記載します。
今回使用するオイルは「YAMAHA 純正ギアオイル」ヤマハ純正として専用設定されていますが、
行きつけのバイク屋さんに聞いたところホンダ車にも使えるとのことでした。
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なぜギアオイル交換が必要?

スクーターとはいえ、ギア・クラッチ・駆動系は回転・摩擦を伴うため、オイルを適切に交換しておくことで以下のメリットがあります。
- 金属粉・摩耗物の除去 → 長寿命化に寄与
- 回転抵抗が減り、駆動がスムーズに
- 駆動系のコンディション維持にも効果的
純正サービスマニュアル上では「距離ではなく年数」での交換推奨という記述もありますが、実際には早め(1万km前後)に交換しておいた方が、駆動系の状態を維持しやすいという声も多い印象です。
使用部材・準備するもの
- YAMAHA 純正ギアオイル
- 銅ワッシャー(ドレインボルト用)
- オイルドレーン用トレイ
- 細口オイラー(注入しやすい)
- トルクレンチ(締付用:23 N・m)
- スパナ/ソケット
- ウエス
- パーツクリーナー
作業手順
1. 周辺の清掃
注入口やドレイン周辺にゴミが付着すると、異物混入の原因に。
パーツクリーナーで軽く清掃します。
2. ドレインボルトを外してオイルを抜く



下にトレイを置いてドレインボルトを外し、古いオイルを抜きます。
汚れていたり金属片が含まれている場合、摩耗が進んでいる可能性があります。
3. 銅ワッシャーを新品へ交換

シール性を確保するため、銅ワッシャーは新品交換を推奨します。
4. ドレインボルトを締付(規定トルク:23 N・m)

トルクレンチでしっかり規定値で締めます。締めすぎは破損の原因になるため注意。
5. ギアオイルの注入


レベルゲージ(注入口)を外し、細口オイラーでオイルを注入。
少し角度のある場所なので、細めのノズルが便利です。
交換時の目安量は約110〜120cc前後。
6. レベルゲージで量を確認
車体を水平に保ち、ゲージで適量か確認します。
少なすぎ・多すぎはどちらも駆動系に影響します。
7. キャップを締めて完了
注入口キャップをしっかり締めて終了です。
軽く走行し、漏れがないか確認しておくと安心!
注意事項・補足ポイント
- 過度な傾きで注入すると量が正確に測れない
- 定期的な交換で駆動フィールの改善が期待できる
- ベルト・駆動系作業と同時に行うと効率的
- 金属粉が多い場合はプーリー・クラッチ系の確認推奨
作業を終えて

愛車のメンテナンスは安全性にも繋がります。
ぜひ定期的にチェックしてみてください!
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