ヤマハの人気スポーツツアラー「TRACER9 GT ABS」の2025年モデルが、ついに2025年4月15日に登場します。
注目すべきは、新たに採用された世界初の二輪用マトリクスLEDヘッドライト。シャープなデザインに進化し、フロントマスクがより精悍な印象になりました。
最新技術を惜しみなく投入し、ツーリング性能と快適性がさらに向上。
今回は、その注目の変更点と、2023年モデルとの違いを詳しくご紹介します!
📌 画像引用:TRACER9 GT – バイク・スクーター – ヤマハ発動機
2023年モデルとの比較
項目 | 2025年モデル![]() | 2023年モデル![]() |
---|---|---|
ヘッドライト | マトリクスLED(世界初) | LED |
サスペンション | 電子制御「KADS(R)」 | 電子制御サス(従来型) |
スピードリミッター | YVSL搭載 | なし |
シート高 | 845mm | 820mm |
車両重量 | 227kg | 220kg |
電動スクリーン | 100mm可動 | なし |
TFTディスプレイ | 7.0インチ | なし |
走行モード | YRC(5種選択可) | D-MODE(4種) |
カラーバリエーション
- マットライトグレーメタリック4(マットライトグレー)
- マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)
メーカー希望小売価格
年式 | 販売台数(国内年間計画) | 価格(税込) |
2023年![]() | 1500台 | 1,496,000円 |
2025年![]() | 350台 | 1,595,000円 |
※2023年モデルの価格は1,496,000円(税込)で、2025年モデルは約9万円の価格アップ。
アップデート内容を考えると+9万円は安い。
台数は1150台減、生産難しいのか+が控えてるのかですかね。
2025年モデルの主な特徴
1. 世界初の二輪用マトリクスLEDヘッドライト採用

新型「TRACER9 GT ABS」は、世界初となる二輪用マトリクスLEDヘッドライトを採用しています。
複数のLoビーム用LEDとHiビーム用LEDを組み合わせ、車両上部のカメラと連動して周囲の交通状況に応じて自動で点灯・消灯し、照射エリアを調整します。
さらに、コーナリングライト機能も備え、夜間の視認性が向上しました。
特に正面からの見た目がよりシャープになり、精悍な印象が強まりました。
2. 取り回しをサポートする電子制御サスペンション

KYB社と共同開発した電子制御サスペンション「KADS(R)」を搭載しています。
メインキーをONにした際、30秒間減衰力を低下させ、駐車場や狭い場所での取り回しがしやすくなりました。
長距離ツーリングでもより快適な乗り心地が期待できます。
3. 可変スピードリミッター(YVSL)搭載
ライダーが設定した速度を超えないようエンジン出力を制限する「YVSL」を新搭載しています。
スロットル操作の負担を軽減し、快適なクルージングをサポートします。
特に高速道路での巡航時に便利そうです。
4. フレーム最適化による走行性能向上

ヘッドパイプ後部のステーやリアサスペンション上部のクロスチューブを最適化し、操縦安定性やサスペンションの作動性が向上しました。
コーナリング時の安定感もさらに向上し、よりスポーティな走りが楽しめそうです。
5. 居住性の向上

- 新設計のリアフレームを採用し、従来比150g軽量化。
- シートクッション増量&前部をスリム化し、快適性と足つき性を向上。
- ハンドルの切れ角を32度から35度へ変更し、取り回しを改善。
ツーリングユーザーにとっては、長時間走行時の疲労軽減や、信号待ちなどでの足つきの良さが大きなポイントになるでしょう。
6. 電動スクリーンの採用

無段階で100mmの調整が可能な電動スクリーンを新搭載しています。
風洞実験とCFD解析を繰り返し、ウインドプロテクション効果を向上させました。
高速道路での長距離ツーリング時に風圧を軽減し、疲労の軽減に大きく貢献しそうです。
7. 先進の電子制御機能

- 走行モード選択システムが「YRC(Yamaha Ride Control)」へ進化。
- 7.0インチフルカラーTFTディスプレイ採用。
- スマートキーシステム搭載。
- 「Y-Connect」「Garmin Motorize」対応でスマホと連携可能。
まとめ
2025年モデルの「TRACER9 GT ABS」は、最新技術を搭載し、快適性と安全性が大幅に向上しました。
特に、世界初のマトリクスLEDヘッドライトや可変スピードリミッター、電動スクリーンなどの新装備が魅力です。
デザインも一層シャープになり、ツーリングだけでなく、スポーツ走行でも楽しめるバイクに仕上がっています。
個人的には、電子制御サスペンションの進化や電動スクリーンの採用が特に嬉しいポイント。
長距離ツーリング時の快適性がさらに向上することで、より遠くまで走りたくなるバイクになったと感じます。
発売日は2025年4月15日。ぜひチェックしてみてください!