ヤマハ発動機はアドベンチャーモデル「Ténéré700」の2025年モデルを2025年3月31日に発売すると発表しました。
従来モデルからの大幅なアップデートを遂げ、オフロード性能のさらなる向上とライダーの快適性を高めています。
この記事では、2025年モデルの主な変更点と2024年モデルとの違いを解説します。
📌 画像引用:Ténéré700 – バイク・スクーター – ヤマハ発動機
主な変更点(公式より参照)
![]()
1. YCC-T(電子制御スロットル)の採用

2025年モデルでは**「YCC-T(Yamaha Chip Controlled Throttle)」**を採用し、CP2エンジンのスムーズな吹け上がりとリニアな出力特性を実現。さらにインテーク形状の変更により、低回転域でのトルクが向上しました。
2. 走行支援テクノロジーの追加
新たに2つの走行モード「SPORT」と「EXPLORER」を搭載。SPORTモードは俊敏なレスポンスを実現し、EXPLORERモードは長距離ツーリングでの快適性を重視した設定です。
さらに、トラクションコントロール(TCS)は3段階の調整が可能で、ON/OFFの切り替えにも対応。
オプションでクイックシフターも選択可能となり、ライダーの操作性を大きく向上させています。
3. サスペンションの最適化
![]()
フロントフォークはプリロードアジャスター付に変更。
![]()
リアサスペンションはストローク量を増やし、過酷な条件下でも高いパフォーマンスを発揮します。
4. ライディング自由度の向上

新設計のフラットシートを採用し、ライダーのポジション移動をしやすくしました。
また、燃料キャップやクラッチワイヤーのレイアウトも見直されています。
5. 5インチカラーTFTメーター & Y-Connect対応
![]()
2025年モデルでは5インチカラーTFTメーターを採用。スマートフォンアプリ「Y-Connect」との連携で、電話やメールの通知、ターンバイターンナビゲーションも利用可能です。
6. 新デザインヘッドライト & スタイリング
![]()
ヘッドライトは四角い4灯LEDに変更され、よりアグレッシブな印象に。
外装デザインも一新され、オフロードモデルらしい力強いスタイリングになりました。カッコイイ
7. USB-Cポート標準装備

ライダーの利便性向上のため、USB-Cポートが標準装備されました。
スペック比較表
| スペック | 2025年モデル | 2024年モデル |
|---|---|---|
| 型式 | 8BL-DM17J | 8BL-DM13J |
| 車両重量 (kg) | 208 | 205 |
| 全幅 (mm) | 935 | 905 |
| 燃料消費率(60km/h)(km/L) | 35.7 | 38.8 |
| 燃料消費率(WMTC)(km/L) | 24.6 | 23.8 |
| TFTメーター | 6.2インチ | 5インチ |
| 走行モード | SPORT/EXPLORER | – |
| トラクションコントロール | ON/OFF可能 (3段階調整) 前後ON、前後OFF、リアのみOFF | – |
| USBポート | USB-C標準装備 | – |
| ヘッドライト | 四角LED4灯 | 丸型LED4灯 |
カラーバリエーション
- ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)

- マットイエローイッシュグレーメタリック2(マットグレー)

- ブルーソリッドA(ライトブルー)

メーカー希望小売価格
| 年式 | 販売台数(国内年間計画) | 価格(税込) |
| 2024年 | 600台 | 1,397,000円 |
| 2025年 | 500台 | 1,452,000円 |
※2024年モデルの価格は1,397,000円(税込)で、2025年モデルは約5万円の価格アップ。
しかし、電子制御スロットルの採用やトラクションコントロール追加、走行モードの搭載など、大幅な進化を遂げており、この価格差は非常にお得と言えるでしょう。
まとめ

2025年の新型Ténéré700は、電子制御スロットルや最新テクノロジーを搭載し、さらなるオフロード性能の向上と快適性を実現しています。
特に、トラクションコントロールは3段階で調整可能で、ON/OFFの切り替えが可能。走行モードは「SPORT」と「EXPLORER」の2種類が用意されており、SPORTモードでは俊敏なレスポンス、EXPLORERモードでは長距離走行時の快適性を重視した設定になっています。
年間500台限定販売となるため、気になる方はぜひチェックしてみてください。
発売日は2025年3月31日。
Moto Lifez
