はじめに
ツーリングバッグって種類が多すぎて、どれを選べばいいか悩みませんか?



容量・取り付けやすさ・見た目・耐久性…どれも大事なポイントですが、
今回はそれらを高次元でバランスさせた TANAX「キャンピングシートバッグS(MFK-1001)」 をレビュー
実際にHONDA 400Xに取り付けて走行テストを行い、旧モデル「ミニフィールドシートバッグEX(MFK-293)」との違いを比較しました。
この記事を読むメリット/参考になる人
- ツーリング用バッグ選びで迷っている人
- 日帰り〜2泊程度用のバッグを探してる人
- 旧モデルから買い替えを検討している人
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結論:取り付けやすさと高級感が段違い
新モデルを実際に使ってみて最初に感じたのは、“取り付けのしやすさ”と“全体の完成度”の高さ。
特に新しく採用された PF(ピボットフォージ)バックル は、軽く押し当てるだけでパチッと固定でき、旧型より格段にスムーズ。ツーリング前の準備時間が短縮でき、走行中の安定感も抜群でした。
さらに、細かいパーツやファスナー、素材までアップグレードされており、全体的に“高級感”が増しています。
前モデルとの違いを比較
比較項目 | 新モデル MFK-1001 (キャンピングシートバッグS) ![]() | 旧モデル MFK-293 (ミニフィールドシートバッグEX) ![]() |
---|---|---|
容量 | 通常20L → 拡張28L(+1Lアップ)![]() | 通常19L → 拡張27L![]() |
バックル | 新開発「PFバックル」採用。軽く押すだけで脱着可能。回転構造でねじれにも対応。 | 従来型差し込み式。 |
ファスナー | YKK「Woven-in Tough Zipper」採用。摩耗に強く滑らか。引手交換も可能。 | ロック機能付きスライダー装備。 |
素材・構造 | 高耐久1680Dナイロン+インナーフレーム内蔵。型崩れしにくい設計。 | ワイヤーフレーム+前後構造体で型崩れを抑制。 |
開閉仕様 | 両サイドオープン+上部アクセス可。荷物を横からも取り出せる。 | 両サイドオープン+上部アクセス可。 上・左右の3方向からアクセス可能。 |
付属品 | Kシステムベルト、ショルダーベルト、レインカバー付属。 | Kシ(当時から標準)。ステムベルト、ショルダーベルト、レインカバー付属 |
対応ツーリング | 日帰り〜2泊に最適 | 日帰り〜2泊に最適 |
※補足:旧モデルEXも両サイドオープン仕様・Kシステムベルト・レインカバーを備えていました。最新モデルはPFバックルやファスナー仕様など“操作性の洗練”が主な進化点です。
実際に使ってみた感想
① 取り付けのしやすさ
PFバックルのおかげで、脱着が本当に簡単。
上から軽く押すだけで固定できるので、力の要る差し込み作業が不要。
400Xのようにシートがややタイトな車種でもスムーズに装着できます。
また、バックルの接続部が回転するため、ベルトのねじれが起きにくく、
しっかりテンションをかけて固定できます。
② 容量・使い勝
容量は20L→28Lに拡張可能。
1L増えただけと思うかもしれませんが、実際には 軽いキャンプギア・着替え・カメラギアをまとめて入れても余裕あり。
インナーフレーム構造で形がしっかり保たれるため、荷物が少なくても型崩れせず、見た目もスマートです。
③ アクセスのしやすさ
両サイドが開閉できるため、横から荷物を取り出せるのが便利。
小物を取り出したり、停車時にすぐカメラを取り出したりと、実際のツーリングシーンでかなり助かります。
④ 素材・質感
YKK製の「Woven-in Tough Zipper」は、ファスナー部分に特殊繊維を織り込んだ高耐久仕様。
滑りが良く、長く使っても開閉がスムーズ。
全体のナイロン生地も厚手で、質感・防汚性ともに高い仕上がりです。
⑤ 付属品も実用
・Kシステムベルトでしっかり固定できる。
・レインカバー付き(非防水バッグなので雨天時は装着推奨)。
・ショルダーベルトも付属し、下車後はショルダーバッグとして使用可能。
細かい配慮が多く、まさに“ツーリングに必要なものが全部入り”という印象です。
400Xに装着してツーリング!
実際に埼玉県・有間ダムまでツーリングを実施。
峠道のワインディングでもバッグのズレやガタつきは一切なく、走行中の安定感は抜群。
TOPケースを外したことによってハンドルのブレも少なくなりました。
休憩時には横から荷物をサッと取り出せるので、ストレスもゼロ。
全体のデザインも400Xのシルエットと相性が良く、見た目もスマートです。
まとめ:日帰り〜2泊ツーリングにはベストバランス
TANAX「キャンピングシートバッグS(MFK-1001)」は、
- 取り付けが簡単なPFバックル
- YKK高耐久ファスナー
- 容量アップ&形状保持構造
と、どのポイントを取っても完成度が高い一品でした。
400Xのような中型バイクにはジャストサイズで、日帰り〜2泊ツーリング用だと“最強クラス”バッグだと思います。