会社員として15年以上働き、2025年10月10日に退職しました。
この記事を書いているのは2025年12月26日

退職から約2ヶ月半が経過しています
まず最初に伝えておきたいのは、私は今もちゃんと生きていますということです
精神的にも、現実的にも
15年以上会社員として働いてきた時間は、深く「会社員としての思考」や「組織の中での当たり前」を刻み込んでいました。
だからこそ、退職からわずか2ヶ月半で感じている変化は、単なる高揚感ではなく、
私にとっては天変地異のような感覚に近いものがあります。
現在は、映像制作やデザイン・SNSサポートを軸に、企業様の支援を行いながら活動しています
正直に言えば、今でも「本当にやっていけるのか」という不安の方が大きいです。
ただ、実際に動き出してみると、思ってもいなかった形で物事が動き始めている、というのもまた事実です。

この文章は、「会社を辞めたらどうなるのか?」と悩んでいる人に向けて、
辞めた後にどんな心境になったのかを、できるだけ正直に残しておきたいと思って書いています。
この記事はで読むことができます。
動き出して見えた「出会い」と「チャンス」

会社を辞め、時間と行動の自由を手にしたことで、
これまでなら交わることのなかった人たちと出会う機会が一気に増えました。
今関わらせてもらっている仕事やご縁を振り返ると、どれも会社員時代の生活の延長線上にはなかったものばかりです。
特別な才能がなくても、動くだけでチャンスは意外とある。
ここで言う「動く」とは、単に外に出ることではありません、自分から声をかけてみることです。
そして、相手の課題に対してすぐに答えを出すのではなく、
現状を丁寧に理解した上で、「どうすれば解決できるか」を一緒に考え、提案することだと思っています。
その積み重ねが、結果としてチャンスになっていると感じています。
「動くと見える世界が変わる」という言葉は、決してきれいごとではありませんでした。
チャンスが増えた結果の「一人ブラック企業」

ただ、目の前のチャンスをすべて掴もうと動いた結果、自然と仕事の量も増えていきました。
気づけば、お金の管理から営業、制作まで、すべてを一人で回す状態になっています。
仕事量だけを見れば会社員時代より格段に多いです。
基本的には、朝起きてから日付をまたぐくらいまで、食事や料理、日常の家事の時間を除けば、ほとんど仕事をしている状態です。
いわゆる「一人ブラック企業」状態ではありますが、不思議なことにストレスは会社員の時より少ないです。
なぜこの働き方でも消耗しないのか

理由はシンプルで、関わる人と仕事を自分で選べるからです。
会社員時代は、仕事内容そのものよりも、人間関係や組織の空気に気を遣うことで消耗していた部分が大きかったです。
今は、「誰と仕事をするか」「どんな仕事を引き受けるか」を自分で決められます。
忙しくても、「自分で選んだ」「自分で決めた」という納得感があるだけで、同じ作業でも受け取り方は大きく変わるのだと思います。
また、すべてが自分の選択だからこそ、仕事そのものが学習の場になります。
会社員時代の「やらされる仕事」とは違い、今は自分のための仕事です。
そのため、深夜であってもインプットや振り返りが自然と成立する感覚があります。
深夜の作業も、ただの労働ではなく、自分の血肉になる『投資』だと思えるからこそ、精神的な疲弊が少ないのだと感じています。
すべてを自分で決める、という自由と責任

会社員時代は、最終的な意思決定はどうしても会社側にあり、自分の考えがあっても逆らえない場面が多くありました。
今は、良くも悪くも、重要な意思決定はすべて自分で行います。
自由とは、好き勝手にできることではなく、すべての結果を引き受ける覚悟を持つことなのだと感じています。
だからこそ、時間の使い方がこれまで以上に重要になりました。
一分一秒を、ただ消費される作業にするのか、自分の資産になる『投資』に変えるのか。
その積み重ねで、数ヶ月後、数年後の自分に大きな差が生まれると思っています。
自分で下した意思決定が間違っていたり、失敗に終わったとしても、それが自分で選んだ判断であれば納得できます。
その失敗自体が学習となり、成長を実感しています。
今後の目標と、今のマインド

すべてを自分で決める立場になったからこそ、その責任の矛先は、関わらせていただいているクライアントさんへの価値提供へと向いています。
今の私が一番大切にしているのは、目の前で関わらせてもらっているクライアントさんのビジョンに、どれだけ本気で向き合えるか、という点です。
単に作業をこなすのではなく、その企業や個人が思い描いている理想の未来に対して考え、どう動けば達成できるかを一緒に考え、全力で支援することを意識しています。
結果的には、私・クライアントさん・その先のエンドユーザーの三者すべてに価値が循環する関係性を築くことが、今の私の目標です。
また同時に、自分自身の発信も止めないようにしています。
仕事としての支援だけでなく、自分の言葉やコンテンツを通して何を伝えられるのか、何を積み上げていけるのか。
その両立は簡単ではありませんが、今は「続けられている状態」を何より大切にしています。
辞めてわかったこと(まとめ)

会社を辞めたら、終わりではありませんでした。むしろ、スタート地点だったと感じています。
不安がゼロになったわけではありませんし、これからどうなるかは分かりません。
それでも、今の選択に対する納得感は、会社員時代より確実にあります。
少なくとも今の私は、「今の自分の選択を、今の自分は支持している」。
この感覚を大切にしながら、前に進んでいこうと思います。
この記事が、「自分の人生を自分で選んでいい」と感じるきっかけになれば嬉しいです。
Moto Lifez
