キャンプギアって、不思議なもので、 使っている時間よりも、眺めている時間のほうが長くなる瞬間が必ずやってきます。
家にキャンプギアを置いておくと、 「使っていないのに場所だけを占領しているもの」が少しずつ増えていく。
この感覚が、どうしても自分は気になってしまいました。
なので、今の自分のキャンプスタイルに合わなくなったものは、 思い切って手放すようにしています。

この記事は、ギアを批判するものではありません。
どれも良いギアでした。
ただ、今の自分には合わなくなった。
その結果、泣く泣く手放したという記録です。
これからキャンプギアを選ぶ人、 そして「そろそろ見直そうかな」と思っている人の参考になれば嬉しいです。
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① SOTO フィールドホッパー L

もともとはHelinoxチェアに合わせて、 低い動線で完結するキャンプスタイルを組んでいた時期に使っていました。
ロースタイルとの相性は抜群で、軽くてパッと広げられる、完成度の高いテーブルです。
購入して良かった点

- ロースタイルとの相性がとても良い
- 軽量で、展開がとにかく早い
- 天板サイズが広く、安定感がある

ただ、ここ1〜2年でLone RiderのテントやGIGI-1 TCを使うようになり、 自分のキャンプスタイルそのものが変化しました。
手放したポイント

- 椅子やテーブルの高さが上がり、高い動線になった
- ZEN camps エアー2テーブル、TOKYO CRAFTS コサイドテーブルを加えてテーブルが増えたこと
- 収納サイズを読み間違え、サイドケースに収まらなかった


収納サイズの件は完全に自分の計算ミス。


この経験以降、購入前に積載シミュレーションを必ず行うようになりました。
開くだけで広い天板を展開できるスピード感や使い勝手は本当に優秀。
それでも「今の自分のキャンプには合わない」と判断し、手放すことにしました。
② UNIFLAME 6-INCH ダッチオーブン

ソロキャンプで、一人分の圧力煮込み料理ができる。
焚き火の中に放り込んでおけば、いい感じに仕上がるのに惹かれて購入したギアです。
購入して良かった点


- 焚き火調理で“放置しても美味しくなる”安心感
- 一人分にちょうどいいサイズ感
- ダッチオーブンならではの料理の楽しさ
ですが、手放した理由はとてもシンプルです。
手放したポイント

- 約1.7kgと重く、積載の優先度が下がった
- 料理をしない時間帯は「ただの鉄の塊」になる
- 他の装備を優先したくなった


「持っていけない重さではない」けれど、キャンプツーリングでは何を優先するかがすべて。

現在は、遊火人の深皿鉄板やフライパンで対応できる範囲の料理が中心です。
余裕があれば持っていきたいギアではあるものの、バイクキャンプの現実的な積載を考え、泣く泣く手放すことにしました。
③ LUMENA LUMENA PLUS

実はLUMENAは、PLUSと2の両方を所有していました。
どちらも1000lm以上の光量があり、キャンプでは十分すぎる性能です。
購入して良かった点

- とにかく明るく、メインランタンとして使える
- コンパクトで扱いやすい
ただ、冷静に考えてみると、 1000lm超えのLEDランタンが2つ必要か? という疑問が浮かびました。
手放したポイント

- LUMENA 2と役割が被っていた
- 撮影・充電用途では2の方が汎用性が高かった
LUMENA 2は、

- ネジ穴付きで三脚に固定できる
- 撮影用照明として使える
- ポータブル充電器としても優秀
キャンプだけでなく、動画撮影や日常用途でも活躍の幅が広いギアです。
「どちらを残すか」は自然に決まり、 PLUSを手放すことにしました。
手放して気づいたこと

キャンプギアは、 持っていること自体が目的になりがちです。
でも本来は、 使っている時間が一番楽しいもの。
使わなくなったギアを手放すことで、
- 収納に余白が生まれる
- 本当に使うギアが見えてくる
- 次のキャンプが少し軽くなる
これは間違いなくプラスでした。
2025年は「増やす」より「整える」一年。
また来年も、こうして振り返れるようなキャンプを続けていきたいと思います。
Moto Lifez
